冬の抜け毛増と寒暖差疲労|急激な温度変化が血管とヘアサイクルに与える負担

冬の抜け毛増と寒暖差疲労|急激な温度変化が血管とヘアサイクルに与える負担

冬の抜け毛が急増する要因は、外気と室内の温度差が生む寒暖差疲労にあります。7度以上の気温変化に対応しようとして自律神経が過剰に働き、全身のエネルギーが消耗される結果、頭皮の血管収縮と深刻な血流悪化を招きます。

この記事では、温度変化がヘアサイクルを乱す詳細な仕組みや、血管への負担を軽減する具体的な対策を網羅しました。体温調節機能を適切にサポートし、冬の過酷な環境から大切な髪の健康を守りましょう。

目次

冬の抜け毛が増える背景と寒暖差疲労の関係性

冬場に抜け毛が目立つ理由は、季節特有の激しい気温変化が身体の調節機能を疲弊させるからです。生命維持の優先順位が低い毛細血管への栄養供給が後回しにされ、頭皮環境が著しく悪化します。

季節の変わり目がもたらす身体への過剰な負担

秋から冬への移行期は、1日の中での気温差が10度を超える日も珍しくありません。私たちの身体は外気温に合わせて体温を一定に保つために、常に熱を産生しています。

この体温調整の司令塔である自律神経が休まずに働き続けると、身体は「疲労状態」に陥ります。内臓の機能を維持することを最優先とする身体にとって、髪の毛は二の次の器官です。

寒暖差による疲労が蓄積すると、まず髪への血流や栄養配分が削減されます。この防衛反応こそが、冬の訪れとともに髪のボリュームを奪う大きな原因の一つです。

冬に向けた頭皮環境の推移

時期主な変化髪への影響
初冬気温の急激な低下自律神経の乱れ
厳冬期乾燥と冷えのピーク毛母細胞の活性低下
冬の終わり蓄積した疲労の表面化成長期の短縮

蓄積された疲労が毛母細胞に与える影響

夏の強い紫外線ダメージを抱えたまま冬に突入すると、頭皮の体力はすでに低下した状態にあります。そこに冬の寒暖差が加わることで、髪の種となる毛細胞へのダメージが加速します。

疲労した身体は基礎代謝が低下しており、細胞分裂の速度も通常より遅くなります。毛細胞が活力を失うと、数年かけて成長するはずの髪が太くなる前に成長を止めてしまいます。

頭皮が冷え固まり弾力を失うことで、毛根を支える土台そのものも弱まります。こうした疲労が髪の毛の寿命を不自然に縮め、大量の抜け毛を引き起こす環境を作ります。

環境変化によるヘアサイクルの乱れ

冬は1年の中で最も代謝が低下しやすく、この時期の急激な冷え込みはヘアサイクルを物理的に狂わせます。正常な髪は一定の周期を繰り返しますが、寒暖差はこのリズムを破壊します。

血管が収縮し、毛根まで酸素が届かなくなると、髪は栄養不足に陥ります。すると、まだ成長できるはずの元気な髪までが、環境ストレスに耐えきれず早期に抜け落ちてしまいます。

冬に抜ける毛が、細くて短いものが多いのは、成長が途中で止まった証拠です。精神的、肉体的な負担を緩和しない限り、ヘアサイクルを正常に戻すことは困難です。

急激な温度変化が頭皮の血管に与える具体的な影響

急激な温度変化は血管のしなやかさを奪い、頭皮の毛細血管を極端に収縮させます。この現象は毛細血管に必要な血液循環を著しく滞らせ、即座に深刻な栄養不足へと直結します。

毛細血管の収縮と酸素供給の寸断

私たちの身体は、外気温が下がると内臓を守るために表面に近い血管を細くします。特に頭皮は脂肪層が薄く、外気の影響をダイレクトに受けやすい場所です。

気温が急落した瞬間に頭皮の毛細血管は縮まり、血液の通り道が大幅に制限されます。毛細血管を流れる血液は、髪の成長に欠かせない酸素を運んでいます。

血管が収縮し血流が弱まると、毛母細胞への酸素供給が事実上止まります。酸欠状態になった細胞はエネルギーを生成できなくなり、髪の製造ラインが停止してしまいます。

温度変化による血管の状態

環境の変化血管の状態栄養供給量
急な冷え込み急激な収縮極めて少ない
暖かい室内一時的な拡張不安定な供給
繰り返す往復柔軟性の低下恒常的な不足

老廃物の滞留と頭皮環境の悪化

血流が悪化するということは、不要になった老廃物を運び出す力も失われることを意味します。健康な頭皮であれば、代謝で生じたゴミは静脈を通じて速やかに排出されます。

ところが、寒暖差で血管が硬直すると、これらの不純物が頭皮内に長く留まるようになります。老廃物が蓄積すると頭皮は酸化ストレスにさらされ、炎症が起こりやすい環境に変わります。

頭皮を触ったときに硬さを感じる場合、血管のポンプ機能が低下しているサインです。老廃物の回収が追いつかず、重い頭皮が血行をさらに阻害する悪循環が始まります。

血管の柔軟性低下による慢的な血行不良

暖かい部屋と寒い外を頻繁に行き来すると、血管は拡張と収縮を異常な頻度で繰り返します。この伸縮の繰り返しは血管壁に大きな負担をかけ、次第に弾力性を失わせます。

柔軟性を失った血管は、気温が落ち着いても元の健やかな状態に戻りにくくなります。頭頂部は特に血管が細いため、血液を送り届けるための高い圧力が必要です。

血管が硬くなると末端まで血液を押し流す力が弱まり、髪の成長を支える前線が崩れます。冬場に頭皮が白っぽく見えるのは、温かい血液が通っていない証拠といえます。

寒暖差疲労が自律神経を乱しヘアサイクルを停滞させる理由

自律神経は全身の血管を無意識のうちにコントロールしていますが、寒暖差疲労はこの司令塔をパニック状態に陥らせます。交感神経が優位な緊張状態が続くと、髪を育てる時間が失われます。

交感神経の過緊張と末端血流の抑制

急激な気温の変化に対応する際、私たちの身体は交感神経を優位にして戦闘態勢に入ります。交感神経が活発になると血管は締め付けられ、心拍数が上がります。

その一方で、頭皮といった末端部分の血流は二の次にされます。寒暖差が激しい日は自律神経がこの緊張を一日中維持しようとするため、頭皮は常に酸欠状態にさらされます。

本来、髪の成長は副交感神経が優位なリラックスモードの時に促進されるものです。しかし、寒暖差疲労はこの大切な機会を奪い、育毛に必要なエネルギーを制限してしまいます。

自律神経の状態と頭皮への影響

  • 慢的な頭皮の冷えと硬化の進行
  • 皮脂分泌のバランス崩壊によるかゆみ
  • 睡眠不足に伴う毛細胞の修復遅延

成長期の強制終了と休止期の長期化

正常なヘアサイクルでは、多くの髪が数年間伸び続ける成長期にあります。しかし、寒暖差疲労による自律神経の乱れは、この成長期を強引に終わらせてしまいます。

毛根にある細胞に「今は休め」という誤った指令が下ることで、抜け落ちる準備に入ります。さらに厄介なのは、休止期に入った毛根が次の成長期に移行する力を失う点です。

自律神経が乱れたままだと、新しい髪を作るためのスイッチが入りにくくなります。抜けた後の穴が埋まらない休止期脱毛が進み、全体の髪の密度が明らかに低下します。

睡眠の質低下による補修機能の不全

自律神経の乱れは、睡眠という最も重要なメンテナンス時間の質を低下させます。寒暖差疲労を抱えた身体は、布団に入っても脳が覚醒したままの状態になりがちです。

髪の修復に欠かせない成長ホルモンは、深い眠りの中で多く分泌されます。睡眠の質が悪化すると髪はダメージを受けたまま放置され、根元の保持力が急激に衰えます。

朝起きた時に疲れが取れていなかったり、夜中に目が覚めたりする場合は注意が必要です。こうした自律神経のサインは、髪の寿命を削っている深刻な警告といえます。

冬特有の乾燥と冷えが髪の成長を阻害する仕組み

冬の過酷な気象条件は、血管の問題に加えて、乾燥と物理的な冷えという二重のストレスを頭皮にぶつけます。湿度の低下はバリア機能を壊し、冷たさは代謝そのものを停止させます。

皮脂膜の消失と外部刺激に対する脆弱性

冬の空気は水分が極端に少なく、私たちの頭皮を守っている天然の保護膜を奪い去ります。この保護膜は外部の雑菌や刺激から頭皮を守る盾の役割をしています。

湿度が急落するとこの盾が機能しなくなります。バリアを失った頭皮は、寒風や暖房の熱風に直接さらされ、目に見えない微細な炎症を繰り返すことになります。

炎症が起こると、身体はその部位を修復するために貴重な栄養を消費します。その結果、髪を育てるための資源が奪われ、毛包そのものがダメージを受けて縮小します。

冬の外的ストレス要因

ストレス要因頭皮の状態髪への実害
空気の乾燥バリア機能の崩壊深刻な炎症の誘発
外気の冷たさ細胞分裂の停止ヘアサイクルの強制終了
静電気の発生キューティクルの破壊物理的な引き抜きダメージ

頭皮のターンオーバー停滞と毛穴のトラブル

冷えによって全身の代謝効率が低下すると、頭皮の細胞が新しく生まれ変わる周期が遅延します。通常なら剥がれ落ちる古い角質が頭皮の表面に留まり、硬い層を作ります。

この古い角質が毛穴を塞ぐと、新しい髪が地上に出てくるのを物理的に妨げます。毛穴内部に皮脂を閉じ込めて酸化を招き、毛根は徐々に窒息状態に陥ります。

育毛剤を使用しても、硬くなった角質層が邪魔をして有効成分が奥まで届きません。冷えによって止まった細胞の時計を動かさない限り、健やかな発毛は望めないのです。

静電気による物理的な引き抜きダメージ

乾燥が極限に達する冬は、静電気が発生しやすくなります。髪の毛が衣服のこすれで帯電すると、表面の層が無理やりこじ開けられ、内部の水分が急速に失われます。

スカスカになった髪は弾力を失い、静電気による力だけで、弱った毛根から髪が引き抜かれてしまうことがあります。特にマフラーの着脱時には注意が必要です。

こうした物理的な衝撃は毛根に大きな負担をかけます。静電気によって吸い寄せられた微細なゴミが頭皮に付着し、さらなる環境悪化を招く一因にもなっています。

血流を改善して冬の抜け毛を防ぐための日常生活の工夫

冬の抜け毛対策で大切なのは、冷え切った身体を内側から温め直し、血流の循環を再び活発にすることです。寒暖差に振り回されない堅牢な身体環境を整え、栄養を届けましょう。

入浴による深部体温の意図的な上昇

忙しい日々の中でシャワーだけで済ませる習慣は、冬の頭皮にとっては避けるべき行動です。40度前後のぬるめのお湯にじっくり浸かることで、血管がゆっくりと拡張します。

この体温上昇がスイッチとなり、日中の寒暖差で緊張しきった交感神経が緩和されます。お風呂上がりは血行が良くなっているため、マッサージを行うのに最適な時期です。

指の腹を使って頭皮を優しく動かすと、温まった血液が毛細胞まで流れ込みます。湯船に浸かるというシンプルな習慣が、健やかな髪を育てるための大きな力となります。

血流を促す習慣の実践

  • 就寝前には必ず湯船に浸かり深部を温める
  • タートルネックやマフラーで首元を保護する
  • 1時間に1回は足首を回して血流を促す

首元の保温による血流ルートの維持

頭皮へ流れる血液は、すべて首という細い通り道を経由しています。首が冷えると、そこを通る血管が即座に縮まり、頭部への栄養の配給が滞ってしまいます。

冬の外出時にマフラーを巻くことは、髪への供給路を守るために重要な役割を果たします。室内でも首元を常に温かい状態に保つ工夫を心がけてください。

首の後ろを温めることで、効率よく温かい血液を頭部へ送ることができます。首の冷えを取り除くことは、寒暖差疲労をリセットする最も即効性のある方法といえます。

適度な運動による第2の心臓の活性化

ふくらはぎの筋肉を動かすことは、足元に溜まった血液を心臓へ押し戻す助けとなります。全身の循環がスムーズになれば、必然的に頭部への血液循環も改善されます。

激しい運動は必要なく、1日に数分のかかと上げ下げ運動だけで十分な効果があります。運動によって産生される熱は、外部から与えられる熱よりも持続性が高いものです。

身体が内側から温まれば、外気温の変化に対しても柔軟に反応できるようになります。冬こそ意識的に足を動かし、全身の血流の流れを味方につけることが大切です。

ヘアサイクルを正常に保つための栄養摂取と頭皮ケア

過酷な冬の環境に打ち勝つためには、内側からの建築材料の供給が重要です。髪の主成分であるタンパク質を軸に、血管を強化し、代謝を助ける栄養素を計画的に摂取しましょう。

良質なタンパク質と亜鉛の相乗効果

私たちの髪の大部分は、硬いタンパク質でできています。冬は体温を維持するためにタンパク質が消費されやすいため、通常以上の摂取を意識する必要があります。

鶏肉、魚、大豆製品などの良質なタンパク源を毎食欠かさず取り入れましょう。さらに、摂取した栄養を髪へと作り変える際に必要となるのが亜鉛というミネラルです。

亜鉛が不足すると、どれだけタンパク質を摂っても髪を合成できず、抜け毛の原因になります。ナッツ類などを一緒に摂ることで、ヘアサイクルの回転をサポートします。

育毛を支える栄養成分表

栄養成分主な役割おすすめ食材
タンパク質髪の骨格を作る材料卵・鶏むね肉
亜鉛ケラチンの合成促進牡蠣・レバー
ビタミンE血流促進と酸化防止アボカド・ナッツ

血管を健やかに保つビタミンEの力

血管の健康を守るためには、ビタミンEの摂取が重要です。この栄養素には末梢血管を広げて血流をスムーズにする働きがあり、寒さで縮んだ血管に活力を与えます。

強い抗酸化作用を持っているため、ストレスで発生した物質を除去し、血管壁の老化を防ぐ役割も果たします。アーモンドやカボチャに豊富に含まれています。

しなやかな血管を維持できれば、急激な温度変化にも柔軟に対応できるようになります。毎日の食事に少しの工夫を加え、抜けにくい頭皮環境を整えていきましょう。

頭皮の保水力を高める保湿ケアの実践

冬の頭皮ケアで最も大切なのは保湿です。洗髪後の頭皮は、お風呂の熱とドライヤーの風で驚くほど乾燥しています。そのまま放置すると、さらに血行が悪化します。

頭皮専用のローションを使用し、角質層の水分量を一定に保つことが必要です。水分が満たされた頭皮は柔らかくなり、血液の流れもスムーズに改善されます。

適切なケアによってバリア機能が維持されれば、乾燥した外気からも毛根を守ることができます。内側からの栄養と外側からの保湿、この両輪を揃えることが重要です。

体温調節機能をサポートして髪への負担を軽減する方法

日常生活の中で寒暖差をできるだけ小さくし、身体の調節機能を助ける工夫が、髪を守る大きな力となります。住環境の改善や衣服の調節といった細やかな配慮を行いましょう。

重ね着による細かな温度調節の工夫

厚手の服を1枚着るよりも、薄手の服を重ね着する方が断熱効果は高まります。また、外出先や乗り物の中など、状況に合わせて脱ぎ着ができるようにしておくことも大切です。

急激な温度変化による身体へのショックを緩和できれば、自律神経に無理な仕事をさせずに済みます。こうした配慮の積み重ねが、大切な髪を守るための戦略となります。

自律神経が安定すれば、頭皮への血流も一定に保たれます。寒い時期こそ、自分の身体が感じる温度変化を敏感に察知し、先回りして調節する習慣を身につけましょう。

環境調整のチェック項目

項目具体的な方法期待できる効果
加湿管理湿度を50%以上に保つ頭皮の乾燥防止
設定温度外気との差を抑える自律神経の安定
水分補給常温の水をこまめに摂る血液の粘度低下

室内の湿度管理と適切な暖房の利用

暖房を使う際は、加湿器を併用して適切な湿度を保つようにしてください。乾燥しすぎると静電気が発生しやすくなるだけでなく、頭皮の水分が奪われて血行が悪化します。

設定温度を上げすぎないことも大切です。室内外の温度差を小さく抑えることで、寒暖差疲労の蓄積を減らすことができます。快適すぎる室温は、かえって負担になります。

冬の間の頭皮は非常にデリケートです。環境を整えることで外部からの刺激を最小限に抑え、髪が健やかに成長できるステージを整えてあげることが重要です。

自律神経を整える呼吸法の活用

冷えや寒暖差を感じたときは、意識的に深い腹式呼吸を行いましょう。ゆっくりと息を吐き出すことで、緊張して活発になりすぎた神経を鎮めることができます。

1日に数回、数分程度の深呼吸を行うだけで、全身の血管が緩みます。頭皮まで温かい血液が流れ込むのを感じられるようになり、抜け毛の不安も和らいでいくはずです。

身体の機能を外部からサポートしつつ、自分自身の呼吸で内側からも整えていきましょう。冬を乗り切るための智慧を実践することで、春に芽吹く髪に力を与えることができます。

Q&A

冬の抜け毛はいつ頃まで続くものですか?

寒暖差が激しくなる初冬から、厳冬期を越えるまでの3か月程度は、抜け毛が多い状態が続く傾向にあります。自律神経の乱れが解消されるまでに時間がかかるためです。

ただし、今回解説した血行改善や保湿、適切な栄養摂取などの対策を講じることで、1か月ほどで落ち着きを取り戻すケースも多いです。早めのケアが大切です。

冬でも毎日髪を洗うべきでしょうか?

基本的には毎日洗うことをおすすめします。冬は汗をかかないと思われがちですが、暖房による蒸れや皮脂の酸化は進んでいます。これらを放置すると、炎症を招き抜け毛をさらに悪化させます。

ただし、乾燥がひどい場合は洗浄力の強すぎる製品を避け、ぬるま湯で丁寧に洗うことを意識してください。清潔な環境が育毛を助けます。

帽子を被ることは抜け毛対策になりますか?

帽子は寒暖差から頭皮を守り、血管の収縮を防ぐための有効な手段となります。特に冷たい風が吹く日の外出には適しています。

ただし、室内で被り続けて蒸れたままにすることは避けてください。室内に入ったらすぐに脱ぎ、頭皮の熱を逃がして清潔を保つことが大切です。帽子は外気のショックを和らげる道具として利用しましょう。

寒暖差疲労を感じている時のマッサージは強く行うべきですか?

強いマッサージは避けてください。寒暖差疲労を起こしている時の血管や神経は非常に敏感になっており、強い刺激はさらなる緊張を招く恐れがあります。

指の腹で頭皮全体を優しく包み込むようにし、ゆっくりと動かすのが理想です。心地よいと感じる強さで行うことで初めて神経がリラックスし、血流が改善されます。

冬に髪が細くなった気がするのはなぜですか?

寒暖差疲労による血行不良が起きると髪に送り込まれる栄養が不足し、実際に髪が細くなります。これは髪の成長期が短縮されているサインでもあります。

栄養不足で痩せてしまった髪はコシがなくなり、全体のボリュームが減ったように見えます。食生活の見直しや温めケアを継続することで、本来の太さを取り戻すことができます。

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この記事を書いた人

大木沙織のアバター 大木沙織 医療法人緑生会 大木皮ふ科クリニック副院長

名前:大木 沙織
大木皮ふ科クリニック 副院長
皮膚科医/内科専門医/公認心理師
略歴:順天堂大学医学部を卒業後に済生会川口総合病院、三井記念病院で研修。国際医療福祉大学病院を経て当院副院長へ就任。

所属:日本内科学会

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